この記事では、映画「アンチポルノ」のあらすじや濡れ場シーンについて紹介します。
この作品は、日活ロマンポルノ45周年を記念して制作されたものです。鬼才と呼ばれる園子温監督が、1週間という短い期間で「ロマンポルノ×アート」を題材に製作した作品です。
見どころとしては、監督である園子温にしか表現出来ない「性」の演出を堪能できる点です。作中のほとんどがエロであるにも関わらず、ただのエロ映画で終わらせてない辺りは「さすが」と感じました。
一部ネタバレも含んでいますが、この映画を見ようか考えている人はこの記事を参考にしてみてください。
映画「アンチポルノ」のあらすじと私の感想
公開 | 2016年9月7日 |
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主要キャスト | 冨手麻妙 |
年齢制限 | R18+ |
視聴時間 | 75分 |
あらすじ「序盤・中盤・後半・結末」
ストーリーを序盤・中盤・後半、そして、結末(クライマックス)の4つに分割して解説します。
序盤のストーリー
©2016「アンチポルノ」製作委員会より
小説家である京子(冨手麻妙)は、極彩色の部屋で一人フラフラと歩きながら、感情をたかぶらせ独り言をつぶやき続けます。
そんな中、マネージャーである典子(筒井真理子)が部屋を訪れます。典子は京子に本日の予定を淡々と告げます。京子はその予定を聞く気もなく、また感情豊かに独り言を言い続けます。
京子は突然、典子を罵倒し四つん這いになるように命じます。典子は「先生(京子)のために生きてます」と言い、京子の命ずるままに行動をします。
すると、編集長(小谷早弥花)とカメラマン(不二子)らが部屋を訪れます。京子は撮影のために化粧をするも納得がいかず、典子に「鮮やかな血」をよこすように言います。典子はナイフで手首を切ると、京子の元へ行き自身の手首を京子に差し出します。
中盤のストーリー
©2016「アンチポルノ」製作委員会より
京子が編集長らと撮影会をしながら「自由」に対する思いを周囲にぶつけます。すると突然「カット」と叫ばれ、監督や撮影陣らの姿が現れます(序盤シーンは何かの撮影の1シーンだった)。
撮影が止まると、典子の態度が急変し「もうやってらんない」と呟きます。そんな中、京子の元へ監督が近付くと「何故ここにいる?お前は京子なんだろ?京子にならないといけない」と言います。
そこに典子も近付き「演技でもっとちゃんと京子になれよ」と京子を怒鳴りビンタをします。京子は「すみません」と弱々しく言うだけでした。
終盤のストーリー
©2016「アンチポルノ」製作委員会より
再び「撮影会の前」から京子の演技が始まりますが、典子の存在に怯えてしまいタジタジの演技しか出来ません。典子は痺れを切らし、撮影を中断させます。
京子はパニック状態になるも、気付けば目の前は撮影の現場ではなくなっており、数名の女性が立っていました。その女性たちは京子に向かって「大丈夫よ」と優しくつぶやきます。
京子が目を覚ますと、また極彩色の部屋にいました。そしてまた淡々と独り言を言い始めます。そこに、先ほどと同様に典子が部屋を訪れます。
京子は典子に対して罵詈雑言を浴びせ続けます。さらに「これは映画なんでしょ!?」「私はこいつ(京子)を演じてる」と錯乱した発言を典子にぶつけます。典子はそんな京子を優しくなだめます。
結末(クライマックス)
©2016「アンチポルノ」製作委員会より
極彩色の部屋に、また編集長やカメラマンが訪れます。京子はみんなに「自分が処女を失った時のシーン」をプロジェクターで見せつけるも、誰もいない景色が流れているだけでした。そこで再び「カット」と叫ばれます。京子はそのまま制服に着替え、撮影現場を後にします。
京子は家に帰ると、自身の父に「私を抱いて」とせがみますが拒まれます。その状況を多数の人が撮影し続けます。京子はそのまま外へ出ると、見知らぬ男に「私の処女をもらって」と言い、そのまま野外でセックスを始めます。しかし行為が終わると、撮影していた人たちは消えていました。
ここで京子は再び、極彩色の部屋での撮影シーンを演じ始めます。そこで京子は自身の辛い過去(妹の死、両親のセックス)を思い出し苦しみます。
京子は、世の中の不満・自分自身の不満を大声でぶちまけ「私の出口はどこ?出口をくれよ」と泣き叫び、物語は終了します。
実際に視聴した個人的な感想
一言でこの映画の感想を言うと「訳が分からない」です。この訳のわからなさが園子温監督らしさでもあるのですが、映画を楽しむというよりも動く芸術作品を楽しんだ感覚でした。
主人公である京子を演じた冨手麻妙は、なんとなく、映画「ヒミズ」に出演した二階堂ふみを彷彿させるような演技でした。きっと園子温好みの演技なのでしょう。
また、個人的には、筒井真理子の演技にも脱帽しました。さすがベテラン女優と言うしかない演技力で、他の役者さんの演技が薄っぺらく見えてしまいました。
映画「アンチポルノ」の濡れ場シーンを紹介
シーンのほとんどが裸体・濡れ場シーンと言っても過言ではありません。しかし、そこにエロさはあまり感じず「性の在り方」を見ているようでした。
京子(冨手麻妙)の濡れ場シーン
©2016「アンチポルノ」製作委員会より
京子が冒頭すぐに淡々と独り言を呟くシーンです。半裸に下着状態で、そのまま部屋を歩く京子は、恥ずかしげもなく便座に座り、用を足しはじます。
©2016「アンチポルノ」製作委員会より
過去と現実が混在するシーンです。過去の情景を全裸で歩く(現在の)京子は、無言で亡き妹の姿を見つめ続けます。
©2016「アンチポルノ」製作委員会より
京子と男が野外でセックスするシーンです。処女である京子は相手を抵抗しながらも荒々しく交わり合います。
典子(筒井真理子)の濡れ場シーン
©2016「アンチポルノ」製作委員会より
典子が京子の命令(全裸になれ)に従い、ゆっくりと服を脱ぐシーンです。程よい形のおっぱいと引き締まった体は、年齢を全く感じさせない美しさです。
©2016「アンチポルノ」製作委員会より
典子と女がセックスをするシーンです。ペニバンで荒々しく突かれながら、気持ちよく喘ぎ悶えます。
妄想の中の女性(女優不明)の濡れ場シーン
©2016「アンチポルノ」製作委員会より
小説に出てくる登場人物と京子が(妄想の中で)交わり合うシーンです。恥ずかしがる登場人物を裸にすると、京子は激しく胸を揉み、言葉攻めを始めます。
鈴木蘭子(吉牟田眞奈)の濡れ場シーン
©2016「アンチポルノ」製作委員会より
京子の両親が(京子の妄想の中で)セックスをするシーンです。その光景を眺めながら京子は、セックスにネガティブな印象を植え付けた両親への不満を京子は呟きます。
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