この記事では、映画「失楽園」のあらすじや濡れ場シーンについて紹介します。
この作品は、既婚者である2人が不倫という形で愛し合う物語です。今でこそ不倫ジャンルの作品はたくさんありますが、当時は過激すぎる題材が故に社会現象にまでなりました。
見どころとしては、二人のド直球な恋愛模様が切々と描かれている点です。出会うのが遅すぎた運命の人との恋愛劇に、共感した人は多いかと思います。
一部ネタバレも含んでいますが、この映画を見ようか考えている人はこの記事を参考にしてみてください。
映画「失楽園」のあらすじと私の感想
公開 | 1997年5月10日 |
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原作 | 同名小説 |
主要キャスト | 役所広司、黒木瞳 |
年齢制限 | R15+(公開時はR18+) |
視聴時間 | 119分 |
あらすじ「序盤・中盤・後半・結末」
ストーリーを序盤・中盤・後半、そして、結末(クライマックス)の4つに分割して解説します。
序盤のストーリー
©1997「失楽園」製作委員会 より
祥一郎(役所広司)は、出版社の編集長でした。しかし、営業部と揉めたことをきっかけに調査部へ左遷されてしまいます。調査部へ左遷後は、仕事への情熱を注ぐことが出来ず時間を持て余す日々でした。
ほどなくして、運命の人である凛子(黒木瞳)とカルチャーセンターで出会います。そして、二人は家庭を持っていましたが、不倫という形で愛を深めていきます。(なぜ不倫をすることになったのか、直接的な描写はありませんでした。)
ある日、お互いのパートナーへ嘘をつき、週末に不倫旅行へ行くことになります。二人はそのまま宿泊先で燃え上がるようなセックスをします。
凛子は「(愛が)抱かれるごとに深くなっていく」と久木につぶやき、二人はその言葉通りどんどんと不倫の沼にハマっていきました。
中盤のストーリー
©1997「失楽園」製作委員会 より
その後も二人は不倫を断ち切れず、誰にもバレないよう密かに会うことを繰り返します。その愛は衰えるどころか、むしろ燃え上がるばかりです。
凛子は、久木とのセックスに対し「もう他の人とは出来ない、こんなにいいんだもん」とつぶやきます。翌年に二人はもっと一緒にいたいという想いから別荘を借り始めます。
しかし、お互いのパートナーに不倫がバレてしまいます。凛子の夫である晴彦(柴俊夫)は離婚する気はないことを断言されるも、実の母には不倫をきっかけに縁を切られてしまいます。
一方、久木の妻である文枝(星野知子)は、久木に対して離婚を申し出ます。さらには、差出人不明の「身上書」が会社に届いたことで、会社内に不倫がバレてしまい転籍を打診され、凛子の後押しもあり退職を決意します。
終盤のストーリー
©1997「失楽園」製作委員会 より
お互い、全てを失った二人でしたが、その姿に憂いはなくむしろ晴れやかな面持ちでした。
凛子は「人生の中で一番最高」とつぶやいており、やっと愛する人と結ばれたことに対して幸せを感じていました。しかしその反面、この燃え上がった愛がいつまで続くのかを恐怖に思う気持ちが凛子の中にはありました。
その際に久木は凜子に対して、毒薬を使って同時に死ぬことを提案します。それに対し凛子は「あなたと一緒なら怖くない」と提案に同意します。
結末(クライマックス)
©1997「失楽園」製作委員会 より
二人は別荘で、思い出の料理を舌鼓にし、見つめ合いながら最後の晩餐を楽しみます。久木の「そろそろいこうか」という合図で、二人は寝室へ行き心中を図ります。
お互い裸になり、熱いキスをしながら口移しで毒薬を飲ませ合います。その後、命絶えるまで必死で行為を続け、そのまま二人は繋がった状態で息絶えます。
シーンは切り替わり、警察医による死体検案調書のまとめ文が出てきます。死体検案調書の考察文には「局部まで結合したまま、死後硬直、、、離し得ずかかる」と書かれており、二人の願いが最後に叶った状態で物語は終わりました。
実際に視聴した個人的な感想
起承転結がはっきりとしており、ストーリーが理解しやすく飽きない作品でした。また、映像演出も分かりやすかったので、見入ってしまう場面が多くありました。
特にラストシーンは、二人が今から心中することを言葉でない表現で上手く演出されています。
- 心中するための場所へ向かう電車が、後ろ向きに進んでいる
- 最後の晩餐として思い出の料理を食べ、無言で見つめ合っている
- 暗い色の服ばかり着ていた二人が、ラストシーンだけ白の服になる
これらの演出によって、「いよいよクライマックスか」という気持ちを掻き立てられました。
映画「失楽園」の濡れ場シーンを紹介
不倫関係にある二人の濡れ場シーンが何度も登場します。積極的に行為をする黒木瞳の演技はかなり見どころです。
©1997「失楽園」製作委員会 より
キスをしながら凛子の着物を脱がせ、そのまま乳房にむしゃぶりつきます。ツンとした張りのある乳首は誰でも舐めたくなる代物です。
©1997「失楽園」製作委員会 より
凛子が自ら久木の上に乗り騎乗位を始めます。湯船の中でのグラインド動作は動く度に湯船が波たち、より一層エロく感じます。
©1997「失楽園」製作委員会 より
乗り気じゃない凛子と、ヤりたくて仕方がない久木。仕方なく口で奉仕する凛子であったが、逆に欲情してしまい「やっぱり欲しい」と、濃密な行為をし始めます。
久木は凛子の足先を愛おしそうに舐め、その後ショーツをずらして彼女の陰部を舐め始めます。気持ちよさに悶える彼女の表情は本当に演技なのか分からない程のリアルさです。
©1997「失楽園」製作委員会 より
全てを失った二人でしたが、やっと結ばれたことに幸せを感じ、燃え上がるようなセックスをします。正常位と騎乗位を繰り返し、変わりばんこで攻め続けます。
©1997「失楽園」製作委員会 より
心中の覚悟を決めた二人は、口移しで毒薬を飲み、そのまま唇をゆっくりと重ね合わせます。そのまま離れることなく繋がり合い、正常位の状態で息絶えます。
そこに燃え上がるような興奮感情はなく、離れたくないと言う愛情表現がヒシヒシと感じられました。
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